「ほっ」と。キャンペーン

権力は腐敗する。





 民主党という野党が生まれ、二大政党制による政権交代ある政治を繰り返し訴えて選挙を戦い、十数年かけて、それが実現しました。

 では、どうして二大政党制や政権交代が必要とされ、私たちはどうして政権交代を是としたのか。
 もちろん、多くの理由があげられるでしょう。
 しかし、その理由に必ず含まれたのが、一つの政党がずっと政権を担い続けることで権力が腐敗する(した)という理由でした。
 一つの政党が何十年も政権を持ち続けたことで、行政(官僚)との間に緊張感がなくなり、さらには行政(官僚)に立法(議員)がとりこまれ、官僚支配が横行し、私たちの税金が官僚や元官僚たちによって、国民のためではなく官僚や元官僚のため、官僚にとりこまれた議員(の支持者)のために浪費されてしまっているという理由です。
 だから、私たちは先の参院選と衆院選で、政権を変えることを選択したのです。

 一つの政党が政権を担い続けると腐敗する。
 この事実認識をもって投票したのなら、私たちは今回の官邸記者会問題についても同じ事実認識を持ち、行動しなければ筋が通らないことになりますし、政権交代の選択の意義すらあやうくしてしまうことになります。
 
 確かに、これは政権交代や二大政党制ほど有名でもなく、投票の理由とはならなかったかもしれません。
 
 官邸をはじめ行政機関、企業などの取材がどう行われているのかを知る人や興味を持つ人は多くはないからです。
 しかし、ジャーナリズムやメディアに少しでも関心がある人で記者クラブ問題を知らない人はいないし、もし疑問や関心をもつなら直ぐにネット検索で要点は理解されます。
 とても簡単なことだからです。

 一つの政党が政権を担い続けると腐敗する。
 それと全く同様に、一つの集団のみが権力への取材を独占し続けると腐敗する。


 私たちが政権交代を選択した、この理由と全くパラレルに記者クラブ問題はあるのです。
 一つの集団がずっと取材権を独占してきたことで、取材対象(行政・与党)との間に緊張感がなくなり、さらには情報提供や便宜供与をネタに権力(行政・与党)にとりこまれ、情報の隠ぺいや操作が横行し、私たちの知る権利が国民のためではなく権力(行政・与党)や自分たちに都合のよい情報をばらまき本質的な調査や批評を怠ることの大義名分とされ、権力や税金の使われ方の監視や調査もなされず、権力(行政・与党)の浪費・濫用を放置してきた。
 このような現状を打破する情報公開こそ政権交代の最も基本的な意義であることを理解してきたから、民主党も岡田・小沢・鳩山の歴代代表がずっと党の会見を記者クラブ以外のフリーランスや雑誌記者たちにも開放してきたのです。
 
 
 野党民主党を取材してきたビデオジャーナリストの神保哲夫さんがおっしゃっているように、記者会見の開放は実行するのも理解するのと同じくらい簡単です。
 今まで官邸の会見に出来てた人たちを排除するのではなく、新たな人たちを受け入れるだけなのです。世界の先進国で当たり前にされているように、基準を明確にして、受け入れるだけなのです。
 そして今までの取材の独占は全く理由が成り立たないし、違法ですらある(記者クラブ加盟以外のメディアを排除する権利も行政から無料同然で施設占拠をする権利もないのです)のですから、会見を開放することで記者クラブ側が非難してきたなら、いくらでも反論できます。小学校中学年程度以上の人なら、なぜ開放するのかを聞いて、開放を拒む側とどちらがまともかは理解できます。
 
 一つの集団のみが権力への取材を独占しつづけると腐敗する。
 一つの政党が政権を担い続けたために腐敗したように。


 知らされていなことを知らない、ことに気付くだけで、この腐敗を取り去ることを阻むことはできなくなります。
 
 なのに、この認識を持ち続けてきたはずの民主党が記者会見を記者クラブの手から国民の手へ取り戻せなければ、いったい、いつになったら国民は自分たちの知る権利を取り戻せるのだろう。
 毎日や産経が経営に行き詰まり、身売りするまで待つのだろうか。
 もう、いいかげんこんな馬鹿げたことで騒がなければならないのは止めたい。
 だから、希望をすてずに、民主党に働きかけよう。


 
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by sleepless_night | 2009-09-17 19:49 | メディア
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