安倍晋三 総裁へ 君の本を立ち読みさせてもらった。 松岡洋右・岸信介という偉大な政治家につながる君が、民族の誇りを取り戻すためにヴェルサイユ体制と闘った私のように、闘うことを心強く思っている。 私への評価を「歴史家に任せる」べきだと訴え、ドイツで私の著書解禁を働きかけて欲しい。 美しい国のために、汚らわしい者達を抹殺した私の感性を君なら共感してくれるだろう。 印税が入ったら君の本を買おう(eブックオフで)。 私たちの思想を確認しよう。 “民族主義国家においては、このように軍隊はもはや各人に進めや、とまれを伝えるのではなく、祖国的教育の最後、最高の学校とみなされる。” “兵役を終えた後に、かれには二種類の証書を交付すべきである。すなわち、かれに爾後、公的な活動を許す権利許可証としての国家市民証と、結婚のため肉体的に健全たることを確認する健康証明書がそれである。 少年の教育と同じように、民族主義的国家は少女の教育を同じ視点から行うことができる。そこでも、まず第一に肉体的訓練に重点を置くべきである。女子教育の不動の目標は、将来の母たるべきとこである。” “民族主義国家は学問においても、国民の誇りを助長するための手段を認識しなければならない。世界史のみならず、全文化史もこの視点から教えられねばならない。発明者は発明者として偉大に思われるだけではなく、また民族同胞としてさらにもっと偉大に思われなければならないのだ。すべての偉大な行為への賛美の念は、自分の民族の一員としてのその幸福な完成者への誇りに鋳直されなければならない。だがドイツ史の偉大な多数の名前の中から最も偉大なものを選択し、そして青少年にそれらがゆるぎなき国民感情の柱石となるようう印象深くうつしだすべきである。 教材はこの観点にしたがって、計画的に組織されねばならず、教育は、若人が学校を卒業するときに、なまはんかな平和主義者や民主主義者、あるいはその他いいかげんなものではなく、一人の完全なドイツ人であるよう計画的に形成されなければならない。 この国民感情がはじめから純粋であって、単に空虚なみせかけでないようにするために、青少年のころに、鉄のような原則が、まだ教育を受け付ける能力のあるあたまにたたきこまれなければならない。すなわち、自分の民族を愛するものは、民族のために喜んで身をささげる犠牲によってのみ、それを実証するのである。” “世界大戦に対する政治的準備や技術的軍備は、わが民族の教養のすくない頭脳の持ち主が統治していたからで無く、むしろ知識と精神はいっぱいつめられているが、健全な本能に欠け、エネルギーと大胆さにかけていた、教育のありすぎる人が統治者であったため、不足していたのだ。” 君に教育がありすぎるか心配することだけはなさそうだ。 困ったら、彼もいるしね。 追伸 君は発音が不明瞭なのに早口で、その上、言葉の間を空けすぎている。 ゆっくり話すことを、間を空けることだとを誤解しているのだろう。 “重点をうんと制限して、そしてこれをスローガンのように利用し、そのことばによって、目的としたものが最後の一人になるまで思い浮かべることができるように継続して行われなければならない” “すべての問題に対する原則的に主観的一方的な態度” という重要な宣伝の原則が、君のメリハリの無い話方では維持できない。 かえって、語彙の貧弱さと内容の無さが強調されてしまう。 もちろん、テレビならば編集を使ってどうにでもできるが。 私のような演説の天才でさえ、訓練を重ねたのだ。 君も「国民的人気」を維持できるように頑張れ。 好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神
by sleepless_night
| 2006-09-20 22:44
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